茨城大会終了しました

小雨がぱらつく天気が一日中続いた12月13日の茨城県古河市で、久しぶりの大会開催となる茨城大会が多くの参加者を迎えて開催されました。運営が若返りしたことから、慣れている種目から開催したいということで、フライ種目を中心とした構成となりましたが、ここでも昔の仲間や、先週のTROUT FESTAや、つるや釣具のキャスティングFesta等で興味を持ってくださった方が見学にいらしてくださるなど、多くの方々に集まって下さいました。改めて『日本のキャスティングスポーツの復活の兆し』が見えてきたことを実感した次第です。
茨城大会の成績表は、こちらです。
当日は午前中にICSF種目を開催し、午後からFlyCasting種目という2部構成でした。特筆すべきは、Fly種目の盛り上がり方、でした。
今回から初参加の方々の多くは、シートラウトディスタンスとサーモンディスタンスに出場されていました。午前中は「聞いたことがあるけど見たことがない」ICSF種目の競技を見学してくださり、そしていよいよ自分たちの出番、となったお昼すぎ、ちょうどランチタイムを少し挟んだその時間に一斉にシートラウト・サーモンの練習が始まり、一気に会場が華やぎました。フローティングラインの視認性の高さも相まって、ループが描く艶やかな放物線と、そのループに込められた熱い思いが、そこかしこから発せられていました。
実際の競技では、小雨ならではなのか、一日中微風のコンディションで、フローティングラインのディスタンスには、今ひとつリーダーを押し返すサポートが足りなかったか、ラインの先端からリーダーまでが垂直落下、あるいはリーダーがラインの最遠部分よりも選手側に落下してしまったケースが多く見られましたが、低めにループを作ってきっちりターンさせることができた選手に軍配が上がったようです。そこはやはり、長年のテクニック、というものでしょうか。久しぶりに復帰してくださった選手の方々が入賞上位を占めていたことからも伺えます。
JCSFでも来年以降、このようなFly Castingカテゴリーの大会を、全国各地で開催していきたいと考えています。ICSFのWebサイトは現在リニューアル中ということもあり、更新されてはおりませんが、2016年度からの新体制においてICSFの中に組織された「Fly Casting Commission(委員会)」のメンバーに、JCSFの岡本事務局長が就任しています。この委員会のメンバーは、いままでFly Casting World Championshipを開催してきたノルウェー、来年のFly Casting World Championshipの開催地であるエストニア、遠くオセアニアの地でFly Castingに関する大会を開催しているオーストラリアの4か国の代表によって構成されています。各地でFly Castingに関する競技を普及するため、アジア圏を代表してJCSFがその役を担ってまいりますので、ご期待ください。
 

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