JFLCC東京大会に行ってきました

JFLCC 浅草・東京

2017年になって間もない1月8日、釣り関係の最初のイベントになるJFLCC(Japan Fishing Lure Collectors Club)のイベントに行ってきました。正月三が日の暖かさとはうって変わって、底冷えのする浅草で行われたイベントは、街中では成人式の振り袖で賑わう最中、開催されていました。

OLD Tackle

キャスティングスポーツとは関係ないんじゃ? と思われるかもしれませんが、この所で紹介しているアメリカのトーナメントでは、未だに昔のタックルが使われています。FenwickのFC-38というロッドは、アメリカの競技で使われている3/8oz(10g)のプラグアキュラシー用に作られたロッドなのは有名です。Meekという古いリールも現役で使われています。昔の道具が使われているのは、ヨーロッパでも同じですね。「使い込んだのでロッドがヘタった」というのは、日本人が一番多いです。昔の道具をメンテナンスをしながら使い続けるのも、なかなかかっこいいものです。
さて、会場でキャスティングスポーツ関連のグッズ、あるかどうか探してみましょう。イキナリ登場したのが、ABU 2100 SPORTです。しかも箱入り! 1980年代に再販されたものでしょうか。突然の出現にクラっときてしまいました。入り口からはいって3〜4コマ目のブースでの出会い。いけません、ここで飛びついたらこの後がどうなることやら。グッとこらえて自分を律しながら次に進みます。するとまだまだ出てきます。
ACAのトーナメントでは、ダイレクトドライブリールが未だに使われています。アメリカの文化がなせること、なのかもしれませが、安定してプラグが飛んでいくことも実感できます。実際にLangleyのリールを今でも使っているのはSteveだったりChrisだったり。HenryはShakespearの1973を改造して使っています。
上の写真、手前側の一番右のベイトリールがMeekです。奥の方にあるエッグシェイプの緑のリールが、Shakespear1973D。ギアがナイロン製なので回転が軽く、投げやすいのです。こういうリールの幾つかも、出ていました。
これくらいのイベントになると、凄いもの、も出てきたりしています。三平くんの愛竿のひとつ、MitchellのTwo in Oneが、508も510も両方でていましたね。508ではイトウは無理だろう、とは、今なら思うことではありますが、これもスルーです。実はその隣のブースに、凄いものがありました。SAGEのグラスロッドのスピニングロッドのブランク、です。はじめてみました! 「自分用にと買ったんだけれど、作りきれないから出しだんだよね」と出展されていた方がおっしゃっていましたが、他にもマグナグラフとかのブランクお数本。若者にはわからないこのブランク。垂涎のブースでしたが、泣く泣く諦めました、財布の薄さを悔やんだものです。上の写真でテーブルに並んでいたのが、SAGEやMagnagrasのブランクで、右側に無造作に立てかけられていたのが、508と510。
リールのメンテナンス&チューニングをしているブースもありました。何台か触らせていただきましたが、どのリールもみんな新品以上の仕上がり具合だったのが印象に残っています。

今回の収穫

せっかく行ったのに、ヨダレだけ垂らして帰ってきてはもったいないので、いくつか購入してきました。

古いDAIWAのグラスロッド、2000円と3000円。グリップ代ですね。それとFujiのグリップ用のコレットのサイズ各種。太めのものを買ってきました。というか、これしか無かったです。
ロッドが安かったのには、実は理由があって、2000円の方は、ガイドリングが3つも残念なことになっていました。無論、使うとなったら全部取り替えますので、訳ありだけどいい?と申し訳なさそうに言われましたが、無問題! 早速ばらして直します。
とはいえ、いつもの手抜き修理ですが、とりあえず投げてみてからガイド位置をきちんと決めるようにしてみます。でもラッピングの色と相まって、このままのゴールドテープでもいいのでは、と思ってしまったりしております。
JFLCCのイベントのメインは、ロッドやリールではなく、ハンドメイドのルアーだったりOLDルアーだったり、そちらがメインです。とはいえ、ACAのトーナメントでは未だにOLD Tackleが使われているのが実情だったりするので、そういうことを広めていける土壌もあるのかな、と今回行ってみて改めて思いました。来年はブースを出展させていただいて見ようかと思ったりしています。OLD Tackle縛りのアキュラシー大会、などがあっても面白そうですしね。

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