2011 北海道オープンの思い出 その参

大会2日目はフライ競技ばっかりです。トーナメントクラスと言われる競技専用のラインを使った3種目のほかに、釣りに使っている道具で遠投を競い合うアングラーズクラスというのも行われています。ぼくはアングラーズクラスはやってないので審判してました。
それにしても大雨にもかかわらず、すごくたくさんキャスターが集まっています。いい川や湖がたくさんある北海道はさすがにフライフィッシングを楽しむ釣り人が多いだけあって、フライ競技は大人気のようです。それにこの北海道オープンは北海道のキャスターにとって、年に一度のチャンピオン決定戦のような雰囲気が漂っていて、みんなロッドを振り込んできた感じがしました。
釣りガイドで有名な千葉さん、全国大会のフライ総合種目でチャンピオンをとったことのある福田さん、アングラーズクラスでいつもずば抜けた記録を出し続けている川村さんなどとっても有名なキャスターももちろん参加されています。あんまりフライ競技は練習しなくなった僕としては、この日はせめて正確度でパーフェクト出したいかなくらいで参加しました。そんなに甘くないんだけどね
試合が始まり、EV1の様子を見てみると北海道のキャスターは遠投が好きみたいで、みんな正確度の競技でもロッドの振り方が遠投っぽい感じなってました。フライの正確度は案外左右にブレが出るとターゲットが丸いので外れてしまうものなんですね。ターゲットに対して正確に真っ直ぐロッドを振れれば、フライは60センチの範囲で前後にぶれてもターゲットにあたるんですが、これが左右に20センチもぶれると前後にはその半分くらいのブレしか許されなくなっちゃいます。ここが正確度競技の一番むつかしい落とし穴なのです。だからロッドをめちゃくちゃ真っすぐ振るためにターゲットとロッドと利き腕の方の目を直線にしてなげるのが基本になるのです。
これは肩より腕が内側に入るので、少し窮屈な感じなんだけど、この窮屈さが左右のブレをなくすポイントにもなってるんですね。遠投はロッドをなるべく広く振りたいから肩より外側に腕が来るわけです。こんなふうに基本的な腕の位置が違ってくるので、両方を練習しておいた方がいいんですね。まあ、いろんな投げ方があるのでこれが正解ってわけではないとおもいますけどね。
僕の順番になって、ポイポイ投げていったんだけど、ちょっとメジャーリングが長くなってしまって2つも的をはずしてしまいました。これでは勝てません・・・まいったまいった 結局この種目は3位の銅メダルでした。
フライの遠投はもうすごい人気で、みんなビシュビシュロッドをうならせていました。もともと釣りで高番手のロッドを振りなれてるうえに、うまいキャスター同士が競い合ってるので、レベルはどんどん上がっていって当然でしょうね。両手投げでもアングラーズクラスでもレベルがすごくたかかったです。
それに女子選手にもすごい人がいて、かなり華奢なんだけど上手くロッドを使って見ごとなループをぶっ飛ばしていました。男子選手もよく負けちゃうそうで、僕もほとんど同じくらいの飛距離でした。すげーのがいるもんです。
投擲台にあがった真剣な選手をまわりでみんなが盛り上げ、ほんとにいい競技会に参加できて楽しかったです。
二日目の大会もてきぱきとした進行で行われ、6種目もこなしているのに午後3時過ぎには終了してて驚いちゃいました。
それにしてもみんな熱心で、空き時間やお昼休憩の間もずらっとならんで雨の中練習してました。お互いにアドバイスし合って、いい関係ですね。今度行くときはフライ遠投競技もいっぱい練習していかなくっちゃ。
今、日本の競技会で一番人気がある北海道オープンはこれだけ楽しく盛り上がっていれば遠くからでも参加しますわね。これからのお手本だと思いました。
 
今週末にはまた旭川で2012年度北海道オープンキャスティング競技会が行われるそうです。競技をやったことがない人もチラッとのぞきにいくといいですよ。案外、キャスティング大会は楽しいイベントだったりするんです
PS、この後の魚釣りですが、大雨のため周辺の川は大増水の上に茶色くにごり釣りが出来ませんでした。湖から流れ出す川に連れて行ってもらったんだけど、僕には一匹も釣れませんでした。仕方なく事務局のミナトさんに管理釣り場に連れてってもらい、大きなニジマスは釣れたんだけど、今度は川を泳いでる魚を一匹くらい釣りたいです。まだまだ宿題いっぱい残してきちゃったなぁ

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