第9回JSC野田競技会

初夏を感じさせる眩しい日差しと、ターゲットを狙うには幾分技を要する風。そんな中開催された、第9回JSC野田競技会。
『釣りの盛期』にもかかわらず集まったキャスティングフリークと、冬眠から覚めた北の魔女の降臨で、熱い戦いが繰り広げられました。
イヤラシイ風の中でのアキュラシーは、メンタルが試される所。崩れた選手もいれば、強い選手はやはり強く、安定したスコアを出してきます。それぞれの事情はあったものの、第1種目に関しては全体の平均スコアがアップしてきているのではないでしょうか。これは審判をさせて頂いた中で強く感じました。
後半のディスタンス3本立ては好記録の連続でした。それでも圧巻だった勝負は第5種目でした。その日最後の種目で、5種目総合の勝敗を決める大事な3投。
2投目、S選手が80mを超えた大遠投でガッツポーズ!大歓声と拍手が起こりました。これで決まりかなと皆が思ったはず。
しかしたった一人、ギラついた目をした世界一(一時)になった千葉の怪物。ゆっくりとコートに入り一呼吸。ファールラインを確認しスターティングポジションに。ロッド・ライン・プラグに意識が通った次の瞬間、計測ペグはその日1番遠い所へ。
沢山のドラマの余韻を残し、無事大会を終了する事ができました。たった数センチの差や、数ポイントの差がメダルの色を、そして総合種目の勝敗を分けました。涙を飲んだ選手はまた強くなるはずです!(←自分です。涙)
今回も参加された選手の皆様のお陰で、スムーズな運営が行えました。ありがとうございました。
さて、次回のドラマの主人公は誰でしょうか!
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