訃報

ICSFのKurt Klamet会長のメールで、「近代のキャスティング創世記を支えてきた、ドイツのマチェフスキー氏がお亡くなりになった」と、ご連絡いただきました。
マチェフスキーという日本ではあまり知られていない名前ではありますが、以前、3・4種用や6種用のロッドを輸入したこともあり、古くからキャスティングを楽しまれている方はお聞き及びかもしれません。実はドイツでは、キャスティングスポーツ用のロッド等のサプライヤーとして知られているのです。2種用のフライロッドの製品名には、お子さんの名前を付けておられました。キャスティングスポーツは、盛んに行われているドイツといえども、まだまだマイナーなスポーツです。そういうスポーツを始めるにあたって、専用の道具を購入したい、と考えても大手のメーカーやショップは扱いきれないジャンルといえます。そのような道具を扱い続け、また自ら作って来られた方だったのです。そしてその恩恵は少なからず日本でも受けていたのでした。
最初にマチェフスキーのブランクが入ってきたのは20年程前。当時はどのようなブランクなのか、全くわからずに、今で言う『人柱』的な勢いで、何人かでオーダーしたものでした。最初の1本を受け取ったのは、1996年の南アフリカ大会。いつも真面目なドイツチームのアンドレアスから受け取った時に『1000ユーロ!』と手を出されて、からかわれたりしたのでした。
いただいた訃報には、悲しみの言葉が綴られています。また故人の人徳と沢山の功績も寄せられています。
遠く日本からも、ご冥福をお祈り申し上げます。

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