大会参加の前に

キャスティングスポーツの大会に出場する、と決めたはいいけれど、さて、どうやって出場しようか、とお悩みの方に、読んでいただきたいのがこの投稿です。

はじめての大会

初めて大会に自分から申し込んで出場する、なんていうことは、かなり敷居の高いこと、と思えるかもしれませんが、いやいや実はそんなことは全く無いのです、ということをお伝えしたいと思います。その前に、この記事を書いている今、事務局長を勤めさせていただいている岡本の場合は、どんなだったか、というと、中学3年生のときに、初めての全日本選手権が開催されると雑誌の記事を見て、なりふり構わず参加させてもらった、という若気の至り、でしたので、あまり参考にならないかもしれません。まだキャスティングスポーツがどのようなものなのか、今の時代のように世界レベルと認識を同じにできていない時代だった大会でしたので、素人が参加して、というか全員が素人でした、どうにかこうにか上位に食い込める可能性があった時代でしたので、運が良ければ勝てた時代と言えたかもしれません。しかし、2001年にワールドゲームズを経験してからの日本のキャスティングスポーツのレベルは、格段にあがったこともあり、以前のようなビギナーズラックはあまり期待できない状況にまでレベルが高くなっています。練習番長が勢い乗り込んできて金メダルを持ち帰ることなんて、かなり難しい状況になっています。となると、初心者の参加したいと思うきっかけが、減ってきてしまっている状況になっているともいえなくもありません。

大会出場の申し込み

JCSFのWebサイトなどから情報収集して、この大会に出たい、と思うようになったら、エントリーをして大会参加の意思表示を主催者に伝えることになります。殆どの場合は、募集要項にあるメールアドレスに、必要事項を記入した文面を送付する、ということで手続きできます。出場したい種目や緊急連絡先などの必要事項を記入して、メールにてご連絡ください。しばらくすると受領確認等のメールが届きます。後は当日まで練習に調整に準備を整えて下さい。何事もやり過ぎは禁物です。遠投系の種目の場合は、練習しすぎて手に豆をつくってしまう、なんていうトラブルもあります。程々の練習で調整しておいて下さい。

大会当日

余裕を持って、会場に到着することをおすすめしますが、少し距離の離れたところからの参加となると、到着時間の読みが難しくなります。であるならば、遅れるよりも、先に到着して待つ、くらいのことは心がけて下さい。会場によっては指定駐車場に早朝・深夜からは入れないこともあるかと思われますので、サービスエリアで仮眠するなどの時間調整の方法も調べてみて下さい。
受付が始まったら手続きを行います。申し込んだ種目と参加費用に間違いがないかを確認しつつ、エントリーフィーを支払います。ここでは出来る限り、お釣りの無いような組み合わせで、エントリーフィー分をお持ち頂けたらな、と思う次第です。手続き完了後、スターティングリストを受け取って自分の投てき順を確認します。大会が始まるまでは自由に練習して下さい。コート設営の邪魔にならないところであれば、大丈夫です。見学の方もせっかくなので練習に混じっていただくことも大歓迎です。

目的を持った参加が吉

大会に初めて出場するときに、いきなり「優勝してやろう」と狙ったとしても、今の日本のレベルを考えると、正直難しいところもあるでしょう。とはいえ、ちょっと練習すれば勝てるレベルの種目があることも事実です。まずは、自分自身の記録を積み上げていって、てっぺんを目指す、位の気持ちでスタートしてみてはいかがでしょうか?

大会に参加するときの心構え

1 忘れ物をしない
2 時間に遅れない
3 緊張しすぎない

アタリマエのことですが、こういうこと起こってしまう、そうです、魔物がいるのです。世界選手権の会場で「リールがない!」とか、TOP側のブランクが違うのが入ってた、なんてことは、ベテランでもやってしまうのです。時間の勘違いは、到着時間だけではありません。競技開始前にトイレに行っていたときに、スタートコールがかかった、とかいうことは日常茶飯事です。緊張しすぎて震えが止まらないことも。
しかし、こういうことって、大人になってからはなかなか経験しないことだったりしませんか?子供の頃は運動会とか期末テストとか、緊張を強いられるときが多々あったかと思います。でも大人になると、その経験がどんどん減ってきてしまう、そんなときに久しぶりに味わう緊張感、だったりします。
なので、気負わずに自分のベストを尽くすこと、と思いながら、その独特の雰囲気になれていくステップを味わうことができるのも、初心者のうちだけですので、そのプロセスも含めて楽しんで頂けたらと思う次第です。

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