フライキャスティング種目参加へのきっかけとして

ノルウェーでのフライキャスティング世界選手権の興奮冷めやらぬ中、日本でも同じルールに則って取り組んでいこうという動きが活発になりつつあります。今回は「アングラーズ・キャスティング・クラブ(ACC)」の皆さんの取り組みを、ご紹介させていただきます。「実際に釣りに使っている道具を使っての大会参加といっても、何を使えばいいかわからない」という競技参加ビギナーの方々に向けて、レンタルタックルを用意されているACC。実際にどのようなセッティングをされているのか、ご紹介いただきました。
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今、西日本地域のキャスティングトーナメントは過疎状態にあります。
そこで、我々ACCは「キッズ」&「ヤング・ビギナー」の育成から、選手の増員を課題とし取り組んでいます。
どうすれば、トーナメントに興味を持っていただけるのかと、リサーチしたところ「いくら掛かるのか?」という金銭的な面・「何を揃えたらいいのか?」道具立てが分からないという入り口の部分で、戸惑ってしまわれている方が多いようでした。
そこでで、ACCが行うビギナー向けの練習会や競技会は『まずは手ぶらでどうぞ!』『楽しく簡単に』をモットーとして行っています。
『キッズ〜ビギナー』でも楽しく「簡単に」「そこそこ飛ばせる」道具立てからエキスパーの方でも納得できるレンタルタックルを用意しております。
さて、どの様な道具が良いのか、ということについて、現段階で分かっていることをご紹介させていただきます。
ビギナーの皆さんの「失敗キャスト」を観察していてわかったことは、慣れない長いロッドと長いラインを振り回してしまい、ループにならずに前後とも着水してしまい、キャストになっていなかった事でした。この問題解決のため、色々と試行錯誤して導き出した結論は、ロッドはゆっくり振っても良く曲がり、ラインはスピードを速くできる物をセットした物を使うこと、でした。
この結論を実際に体験するためにいろいろなロッドとラインを試し、現在、ACCでレンタルタックルとして使っているセッティングをまとめましたので、参考にしてください。
<ビギナー用>
●シートラウトディスタンス
Rod:ECHO2 9ft#6
Line:Airflo 40+ #7 (22g)
※ラインが重めですが軽く振るだけで30mは飛びます。
●サーモンディスタンス
Rod:CND Ultimate 15ft #10
Line:Airflo Delta Spey9/10(41g)
※55ftヘッドで少し慣れが必要ですが、非常に投げやすいセッティングです。
Rod:ECHO DH9136
Line:Airflo 40+ #8 (26g)
※前回小学生が32m投げたセッティングです。子供の力に合わせ、短く軽くしています。
※相対的な感覚として、シングルハンドは重めのライン、ダブルハンドは軽めのラインが扱い易いようです。
今回取り上げた道具のセッティングを参考にして、まずはフライキャスティングの楽しさを体験していただきつつ、興味をもっていただければ、次のステップへつながるものと思っています。

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