JCSFが加盟する組織について
JCSFはICSFに正式に加盟しています。
ICSFとJCSF
2013年に設立した我々『一般社団法人日本キャスティングスポーツ連盟』は、日本国内において「唯一法人格を有する」キャスティングスポーツ団体として、国際キャスティングスポーツ連盟(ICSF)に加盟しています。そして日本を代表してICSFの理事も、JCSFから選出されたのでした。
ICSFは、World Gamesを主催する団体SPORT ACCORDのメンバーでもあります。
CIPS
ICSFはCIPSという欧州を中心に活動する釣り団体のメンバーです。
CIPSはIOCに対して先日、キャスティングをオリンピック競技に、と陳情したとのニュースが流れたときの管轄団体でもあります。現在のICSFは西側諸国が加盟していたICFと東側諸国が加盟していたCIPSを母体とするFCSとが統合して設立されました。その立役者でもあった当時の会長、スウェーデンのUlf Jansonは、2006年に他界します。World Gamesデュイスブルグ大会の際、恰幅の良かったUlfが突然激ヤセしていて驚いたことがありましたが、その1つ前の大会であった2001年のWorld Games秋田大会の際は、日本のキャスティングスポーツ界の基礎を作った宮入健一郎さんを見送った大会でもあったことを思い出します。
そのWorld Gamesへの出場は、2005年が最後となりました。IWGA(International World Games Association)からの「キャスティングというスポーツは、見ていても楽しさがない」という指摘に対して、明確な修正をすることができなかったためでした。Ulf Janson会長を中心に、改革案を練っていたのですが、志半ばで頓挫してしまったことが残念でなりません。
キャスティングがオリンピックに?
今年2017年は、World Games大会は、ポーランドで開催されます。今回も正式メンバー復帰はなりませんでしたが、驚きのニュースが昨年飛び込んできました。上位団体のCIPSが「キャスティングスポーツをオリンピック種目に!」と働きかけているというのです。
驚くかもしれませんが、戦前のオリンピックでは、実際にキャスティングスポーツがオリンピックの公開競技のひとつとして採用されたという記録も残っているようです。ですので、可能性としてはゼロではありません。
とはいえ、現実を考えた場合、採用される可能性はとても低いかと思われますし、どのカテゴリーのキャスティングスポーツが採用されるかもわかりません。しかしながら、スポーツの一種として認識されているという意味では、まだまだ捨てたものではない、と思う次第です。