日本でのキャスティングスポーツの普及活動
JCSFは日本国内でのキャスティングスポーツの活動にも積極的に活動しています。
公益財団法人日本釣振興会との連携
JCSFの鈴木康友会長は、日釣振の常務理事も務めています。その関係もあり、日釣振が行っているイベント「キャスティングにトライ!」にもお手伝いさせていただいています。このイベントではターゲットに当てる代わりにマジックテープを貼り付けたプラグと魚型のターゲットを使います。投げたプラグを巻き取る間に魚を釣り上げるというやり方です。この方法だと小さい子どもたちでも前に飛ばせれば魚を釣り上げることができます。
インストラクターはスピニングリールの使い方を説明して、投げ方を教えます。
『人差し指に糸を引っ掛けて、反対の手で針金を反対側に持っていって準備完了。前に構えた竿を、前から後ろに持っていって前に戻してくる。そのタイミングをうまく覚えて最初に構えたところが「1」,後ろに持っていって「2」,そこからまた前に戻して「3」。その「3」の『サ』のところで人差し指を伸ばしてあげると前に飛んで行くからね、やってみてね』
このように言葉でも説明しながら、隣で実際にロッドをもって、お手本をみせると、素直な子どもたちは直ぐに投げ方を覚えるのです。反対に、あっちこっちいろんな方向に飛ばしてしまうのが、釣りをしている大人の人、だったりします。防波堤からぶっこみ釣りとかをしている人は、スピニングリールを上にして持ってみたり、説明を聞かずにわかったふりで投げてみようとする人はラインを絡ませたりと、困った人も多かったりするのです。素直な子どもたちは、フライキャスティングでもすぐにダブルホールを覚えてしまうものなのです。
JCSFは日本全国で啓蒙活動をしています
このように、キャスティングスポーツの普及を図ろうと、JCSFでは積極的な啓蒙活動を日本全国で開催しています。2014年には沖縄のフィッシングショーでもキャスティングイベントを開催したり、大阪の泉佐野市のイベントでも、多くの来場者の皆さんにキャスティングスポーツを体験していただきました。泉佐野市では参加してくださった子どもたちのお母さんから「スポーツクラブみたいなものは無いんですか?あったら入会させたいんですが」とまで言われました。
このような体験会を通じて、日本を代表するキャスティングスポーツの団体として、日本国内でのこのスポーツの普及に少しでも役立つことができたら、と活動を続けています。