2種6種で競技中のライントラブル
2種6種のライントラブルの対処方法
競技中にランニングラインが絡んだときの対処法です。丁寧に結んで時間的に損をしていませんか?
足元に手繰ったランニングライン。シュートしたときに絡まって飛んで行くこと、ありますよね。競技中にアシストしていて、解いている間にタイムアップ、なんてことになったら、サポートしてる意味もなくなるというもの。今回はそんなトラブルに簡単に対処する方法のご案内です。
切って結ぶということ
競技中は選手が投げられる環境を整えることが最優先です。なるべく早く絡んでいるところを、トラブルを解消することを優先して考える場合、絡んでいるところをバッサリ切って結び直すのが、最善手ではないでしょうか。これをほどくのに1分かかったとしたら、その分、選手は投げられなくなります。1分だったら2投はできます。そのときにいい風が来てしまったら、アシストはいてもたってもいられなくなってしまいます…。
強度よりもスピード
競技で必要なことは、繋がっていることで、引っ張り強度は実は不要。手繰っている間と飛んでいる間に解けなければいいのです。なので、結び方は簡単に、エイトノット、で結びます。ラインを2本揃えて輪っかを作り、1回ひねった輪っかに先端を通すだけのノット。詳しくは写真をご参照ください。この状態で、このまま引っ張って完成です。
切れ端は残す
結んだときのポイントは、切れ端をある程度の長さ残すことです。逆に短く切ってしまうと、その切れ端部分が周りのラインを引っ掛けてしまいかねないのです。もちろん丁寧にカットすれば問題ないでしょうけれど、それをやっている時間が勿体無い…、それが競技中なのです。5cmくらいは残してしまって大丈夫です。逆に、それくらいないと、引っかかってしまうのです。
ランニングラインの太さについては、色々な考え方があるので、一概には言えませんが、2号(0.20mm)くらいを中心に考えておけばいいのではないでしょうか。あまりにひどい芝生の時は、太めのラインがオススメです。色については、明るい色は欠かせません。透明とか、カモフラージュのラインを使って、痛い目にあうのは自分ですよ!
クセがつきやすいラインも考えものです。大事な大会の時は、試合の直前にラインを伸ばす時に、新品のラインを買ったままのスプールから直接引き出して、セットする選手もいたりします。もちろんそのラインも、クセが取りやすいことに越したことはありません。
知らなければ気づかない、ちょっとしたTipsみたいなことは、各選手が「こだわり」の中でやっていたりすることが沢山あります。今後そのようなことも、ひとつの記事として取り上げていきたいと考えております。